一言でダメージヘアと言っても、
具体的な事って良く分かっていないものですよね。
そもそも、髪の毛の構造やメカニズムってどんなものなのでしょうか?
まず、髪のメカニズムですが、
実は「毛」は表皮の一部が変化(角質化)したものだって、ご存知でしたか?
そして髪は、草花のように毛先が伸びるのではなく、毛根部分から伸びていきます。
毛根部分にある毛母細胞が、生まれてからずっと細胞分裂を繰り返し、
日々角質化した細胞を上に押し上げるのです。
これが毛が伸びている状態です。
つまり、髪が作られるには、毛包や毛乳頭があり、
栄養状態や血液循環が良好であること、
自立神経やホルモン状態が正常である必要があります。
これは、抜け毛予防や育毛が盛んに取り上げられるようになってから、
一般にも知られるようになってきている事ですよね。
このように、髪の成長は地肌はもちろん体全体の状態に影響されます。
髪は約2~7年で1サイクルを終えます。
その2~7年の間に、髪が成長を続ける「成長期」、
成長が止まって、抜ける準備に入る「退行期」
完全に成長が止まっている「休止期」の3つの周期を繰り返し、生え変わっていきます。
では、体はいたって健康で、生えてくる髪は全く問題ないのに、
やたら髪がパサ付いたりゴワつくのはなぜなのでしょうか?
それを知るためには、髪の構造を知っておく必要があります。
髪は3つの層に分かれています。
一番外側にあるのが、よく耳にするキューティクルと呼ばれる表皮です。
半透明で硬いタンパク質で、5~10枚ほどが重なり合って髪の内部を守っています。
髪の感触やツヤを担っている部分で、このキューティクルがはがれると、
毛髪本体に含まれているタンパク質や水分が逃げ、
髪がパサついたり、切れ毛や抜け毛の原因となります。
キューティクルの内側にあるのが、コルテックスと呼ばれる毛皮質です。
柔らかな繊維状のタンパク質で、髪の本体部分です。
水分や髪の色を決めるメラニン色素の顆粒を含んでいるので、
髪の潤いや弾力を担っています。
また、コルテックス繊維の結合状態が、
癖毛・縮毛・直毛など、本来の髪質を決定する要因となります。
そして、髪の最も内部にある、芯の部分がメデュラと呼ばれる毛髄質です。
柔らかく個々に分かれたタンパク質で、積み重なるようにして成っています。
髪のメカニズムと構造が、簡単にでもわかってくると、
自分の髪になにが足りず、何が必要なのかがおのずとわかってくるはずです。
一般的に、抜け毛や育毛不良の状態に陥っている方は、
髪のメカニズムに問題を抱えている事が多く、
ダメージヘアの方は、髪の構造状態に問題があるようです。
では、このサイトで問題としているダメージヘアとは、
どんな状態のことなのでしょうか?
簡単に言えば、キューティクルが何らかの原因で剥がれたり破れたりして、
内側の水分やタンパク質が逃げ出し、カラカラになってしまう状態のことです。
何だか、トラブルを起こしたお肌の状態と良く似ていますよね。
肌のトラブルにも、様々な原因がありますが、
ダメージヘアの原因とは一体どんなものがあるのでしょうか?
ヘアケアによって髪を蘇らせることはもちろん大切な事ですが、
髪の置かれている環境を改善しなければ、
同じ事を繰り返すことになってしまいます。
ダメージヘアの代表的な原因を知っておきましょう。
原因1. パーマ剤やカラー剤など
髪のお洒落を楽しむことは一般的ですが、
その行為は常にリスクを伴っています。
パーマやヘアカラーは、化学薬品を使って髪を変質させていますので、
髪が膨潤して中身が抜けやすくなっています。
パーマやカラーをしてすぐ髪が傷むと言うよりは、
その後のお手入れ方法によって
、髪の傷みが加速していくと考えられています。
原因2. シャンプーの仕方
ほどんどの場合、毎日シャンプーをしますが、
ここで知っておくべき事は、濡れた髪は摩擦にとても弱いという事です。
シャンプーする時、泡をしっかり立ててから頭皮をこすらないと、
摩擦によって毛先から傷んでしまうのです。
また、見落としがちなタオルドライ。
タオルで強く擦ると、たちまちキューティクルはダメージを受けます。
常に優しく乾かすように心がけましょう。
原因3. ブローの仕方
ブローが髪を傷めるというのは、一般的に知られていることですが、
乾かさない事も髪を傷めてしまう原因の一つですから、
正しい方法でブローする方がダメージは少なく済みます。
濡れた髪はふやけており、うろこのように重なったキューティクルが開いています。
やたらにドライヤーの熱風を当ててしまうと、
キューティクルを逆立ててしまい、ダメージを与えてしまいます。
開いたキューティクルを閉じるように、
根本から毛先に向かって指を通しながらブローする事が大切です。
原因4. 紫外線などの刺激
外部から受ける刺激の中で、対策が難しいのが紫外線です。
髪はその性質上、紫外線を吸収しやすい特徴を持っています。
紫外線を吸収した髪は、内部のタンパク質が崩れてしまい、
水分保持率が下がってしまいます。
他にも、強い風やほこり、クーラーや暖房などの空調は乾燥を進め、
プールや海などは膨潤と乾燥を繰り返すことで、髪に大きなダメージを与えます。

